「100年の自分史」のサイト — 深い闇のなかに静かに積まれた革装の書物
Case Study — №07

100年の
自分史

人生の軌跡を、文学の質で一冊の書籍に仕立てるサービス。読み手の多くは、人生の後半にいます。読みやすさを最優先に、それでも静けさを手放さない場所として設計しました。

Client
100年の自分史(自分史制作サービス)
Practice
Personal Memoir / Editorial Publishing
Scope
コンセプト設計・デザイン・実装・申込フォーム
Concept
一生を、一冊に。
01Challenge

読みやすさは、美意識の敵ではない。

「一生を、一冊に。」——語られないまま過ぎてゆく人生を、文学の質で一冊に仕立てる。安い買い物ではなく、決めるまでに時間のかかる買い物です。

この仕事が他の五つと違ったのは、画面を見つめる人が誰かという一点でした。読み手の多くは、人生の後半にいる方々。細い文字も、低いコントラストも、洒落ではなく単に読めない。けれど文字を大きくした瞬間に、たいていの画面は品を失います。小さく組むことで保たれていた静けさを、大きな文字のまま、どう保つか。それが、この場所に課された一点でした。

02Design — 判断の記録

読みやすさと静けさは、どちらかを捨てる関係ではない。両立させるために下した判断を、一つずつ記録として残します。

03What We Refused — 足さなかったもの

急かす設計より、
待つ設計。

一生に一度の買い物です。急かすほど、決心は遠のく。だからこの場所では、次のものを意図して手放しました。

04Outcome — 立ち上がったもの

開くと、深い闇のなかに書物が積まれ、縦に一行だけが立っている。スクロールすれば文字は大きく、行間は広く、それでも画面は静かなままです。急かす言葉はどこにもなく、最後まで読んだ人だけが、静かに申し込みへ辿り着きます。

読みやすさと静けさが、一つの画面で両立すること。それが、この仕事の達成でした。

※アクセス数や受注といった成果指標は、この欄には置きません。文字を大きくしても、品が一段も落ちなかったこと——その一点を、私たちはこの仕事の達成と考えています。

Contact

この基準で、あなたのブランドの
「場」を設計します。

Works へ戻る