AI画像を商用で使うとき、最初に考えるべきことは「どれだけ綺麗に作れるか」ではありません。
どんな癖を、ブランドの中に残すか。
ここを決めないまま生成を始めると、たくさんの画像は作れます。
けれど、どれも少しずつ正しく、少しずつ他人のものに見えてしまう。
整っている。
破綻していない。
雰囲気もある。
でも、そのブランドでなければいけない理由が薄い。
これは、AIの性能が低いから起きるのではありません。
むしろ性能が上がるほど、平均点の美しさは簡単に出ます。
だからこそ危ない。
平均点の美しさは、最初の数秒だけ強く見えて、すぐに記憶から抜けていきます。
美しい画像ではなく、同じ癖で選ばれる画像を残す。
ブランドの癖とは、雑な個性のことではありません。
暗さの深さ。
余白の取り方。
顔をどこまで見せるか。
視線を正面に置くか、少し外すか。
黒を黒のまま沈めるか、少し緑を含ませるか。
商品を中央に置くか、あえて端で切るか。
その小さな偏りが、繰り返されたときにブランドになります。
一枚だけなら好みです。
十枚続けば、態度になります。
商用で使うAI画像は、この態度を持っていなければいけません。

