Drama
Maker
熱を失った現場に、物語と情熱を取り戻すブランディングファーム。静まった暗がりの中に、一滴の熱を灯す場所として設計しました。
静けさのなかに、一滴の熱を。
「組織に情熱を。オフィスにドラマを」——彼らは、熱を失った現場に物語を取り戻す。『焼け石に水』を、石そのものを「スポンジに変える」ことへ。冷えた場所に、熱を宿らせるのが仕事です。
これは、六つの作品のなかで唯一の「組織」のための仕事でした。求められたのは、明るく元気なコーポレートサイトではありません。KHZ の静かな暗がりを保ったまま、その奥に一滴の熱を灯すこと。冷えた現場(before)から、物語の宿る場(after)へ。派手さではなく、静けさの底に燻る情熱で、経営者の孤独な熱を伝える。それが、この場所に課された一点でした。
デザインとは、賑やかに盛り上げることではなく、静けさの底に一滴の熱を仕込むこと。この場所で下した判断を、一つずつ記録として残します。
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明るさではなく、静けさの底の熱で。
コーポレートの明るいトーンを採らない。KHZ の深い黒を保ったまま、その底に燻る熱——一滴の赤——だけで情熱を伝える。賑やかさは、経営者の孤独な熱を薄める。
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before→after を、物語として設計する。
熱を失った現場と、物語が宿った場。その落差を、比較表ではなく一続きの物語として見せる。冷えた石が、熱を吸うスポンジに変わる瞬間を、静かに追う。
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言葉を、宣言として置く。
「組織に情熱を。オフィスにドラマを」——彼らの言葉は、キャッチコピーではなく宣言として大きく組む。静かな画面の中で、その一行だけが熱を持つ。
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熱は、色ではなく余白で。
情熱を派手な色で表さない。深い黒と余白の緊張の中に、ダークレッドの一滴だけを差す。抑制された画面が、かえって熱を濃く見せる。
賑わす設計より、
灯す設計。
何を足さなかったかが、その熱の濃さを決めます。情熱を主題にした仕事だからこそ、明るさと過剰を、意図して手放しました。
明るいコーポレートの型元気で明るいトーンは、静けさの底の熱を散らす。暗がりを保つことで、一滴の熱を濃くする。実績数値の羅列数字を前面に並べれば、孤独な情熱は「実績」に痩せる。データではなく、物語と静けさで伝える。派手な差し色の多用色を足すほど、熱は薄まる。ダークレッド一滴に絞ることで、その一点が燃える。
開くと、静まり返った暗がりの中に、一滴の熱が灯っている。スクロールのたびに、冷えた現場が、物語の宿る場へと、静かに変わってゆきます。明るくも、賑やかでもない——深い黒の底に、経営者の孤独な情熱だけが、赤く燻っている。派手な演出はどこにもなく、ただ静けさが、かえって熱を濃くしています。
静けさと熱が、一つの画面で拮抗すること。それが、この仕事の達成でした。
※アクセス数や受注といった成果指標は、この欄には置きません。静けさを崩さぬまま、熱が最後まで冷めなかったこと——その一点を、私たちはこの仕事の達成と考えています。