古びて見える、スマートフォンで崩れる、更新できない。きっかけは大抵その辺りにあります。どれも本当の不便です。ただ、そこから始めると、話は「今より新しくする」に流れます。新しさは目的にできません。三年後にはまた古びるものを、目的の場所に置いてしまうからです。
作り直したのに問い合わせが増えなかった、という話は珍しくありません。多くの場合、消してはいけないものが一緒に消えています。
ホームページリニューアルの目的を「新しくする」に置くと、必ず途中で迷う
ホームページリニューアルの目的は、外側ではなく相手側で決めてください。誰に、何を、どの順番で信じてもらうか。この一行が決まっていれば、途中の判断はほとんど自動的に決まります。
目的が「新しくする」だと、判断の基準が「かっこいいかどうか」になります。人によって答えが違う基準です。社内で意見が割れ、決裁が止まり、折衷案が積み上がり、最後は誰の趣味でもないものが残ります。
反対に、来てほしい相手が決まっていれば、迷った瞬間に立ち返る場所ができます。この写真は、その人が見て安心するか。この言葉は、その人が使う言葉か。この順番で、その人は最後まで読むか。判断が速くなるだけでなく、途中で人が代わっても答えがぶれません。
目的の書き方は一行で十分です。長い企画書は、書いた本人しか読み返しません。

