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動画制作の費用の内訳|30秒 ¥35,000 から、一行ずつ足していく

動画制作の費用の内訳|30秒 ¥35,000 から、一行ずつ足していく

横長で仕上げた三十秒の映像を、スマートフォンの縦の画面に入れたら、歩いてくる人の顔が画面の外にありました。動画制作の費用の内訳を一行ずつ見ていくと、金額が増える場所は、たいていこういう「別の場所に置き直す」瞬間に集まっています。

縦の画面では、人物を中央へ寄せ直し、文字を置き直し、切れてしまった手元を別のカットに差し替えます。映像は一本のままでも、仕事はもう一本分、増えています。

この記事では、KHZ ARTの動画制作の料金を、30秒の一本から順に足していきます。数字はすべて、サイトで公開している額です。読み終えたら、ご自分の依頼のどの行が膨らみそうかを、見積りを取る前に言えるようになります。

動画制作の費用の内訳は、尺より「行の数」で決まる

動画の費用は、長さで決まると思われがちです。三十秒より六十秒のほうが高い。それは間違いではありません。けれど、同じ三十秒でも、合計が倍近く変わることがあります。変わっているのは長さではなく、見積りの行の数です。

行の数を決めるのは、三つの問いです。どこに置くか。誰に、何語で見せるか。いつまでに要るか。この三つに答えるたびに、見積りの行が一つずつ増えたり、消えたりします。

見積りの合計は、映像の長さより、答えた問いの数で動く。
雨の筋が流れる横長の窓。左の端に、黒いコートの女性が小さく後ろ姿で立つ引きのカット

動画制作の料金表を、30秒の一本から読む

KHZ ARTの映像制作は、30秒の一本が ¥35,000〜、最短5日です。この中には、構成の提案、世界観の設計、サウンドトラックまでが入っています。何も足さなければ、これがそのまま合計の目安です。

ここに足せる行は、六つあります。オリジナルのBGM制作が ¥10,000。複数言語のテロップが ¥5,000。SNS用の縦型版の書き出しが ¥5,000。48時間で仕上げる特急制作が ¥10,000。3回目以降の追加修正が1回 ¥15,000。制作実績として公開しない、非公開のご対応が ¥10,000 です。

六つを全部足し、修正を一回入れると ¥90,000 になります。けれど、全部が要る依頼はほとんどありません。大事なのは、どの行が「自分の依頼に本当に要るか」を、始める前に分けておくことです。

二つの依頼で、行を数えてみます。

一つ目は、新作の告知に使う三十秒を、Instagramのリールにも出したい依頼です。足す行は、SNS用の縦型版の ¥5,000 だけです。サウンドトラックは基本に入っているので、合計の目安は ¥40,000、最短5日になります。

二つ目は、同じ三十秒を、海外の取引先にも見せたい依頼です。複数言語のテロップ ¥5,000 が加わります。発表の日が決まっていて五日を待てないなら、特急の ¥10,000 も加わります。ブランドのためだけの一曲を作るなら、オリジナルのBGM ¥10,000 も入ります。ここまでで ¥65,000。尺は一秒も変わっていません。

二つの依頼の差は ¥25,000 です。その差は、映像の長さではなく、「どこで」「誰に」「いつまでに」の答えの数から生まれています。

胡桃材の机に、35mmフィルム、縦長の窓を切った黒い紙のマスク、真鍮のストップウォッチ、サフラン色のグリースペンシル

SNS動画制作の費用は、縦型の「組み直し」で増える

SNS用の縦型版は ¥5,000 です。行としては小さく見えますが、中身は書き出しの設定を変えることだけでは済みません。

横長の画面で左右に置いた人物と商品は、縦の画面には片方しか入りません。そこで、カットごとに何を残すかを決め直し、文字の位置を上下に組み替え、画面の外へ出てしまう動きは別のカットに差し替えます。冒頭の、顔が画面の外にあった一本は、この組み直しを入れていない映像でした。

SNSで使うことが最初からわかっているなら、作る段階から縦の枠を重ねておきます。そうすれば組み直しは小さく済み、横と縦が同じ映像に見えます。あとから縦を頼むと、縦だけが別の映像のようになりがちです。

縦の画面は、最初から枠を重ねておいた映像にだけ、素直に収まる。
縦の枠に収めた女性の横顔の寄り。黒いハイネックのニットに、喉元で結んだサフラン色のスカーフ

AI動画制作の費用で、安くなるところと、ならないところ

KHZ ARTの映像は、生成AIを使って作っています。AIを使うと、ロケ地の手配や撮影の機材、天気待ちの日が要らなくなります。三十秒の一本を ¥35,000〜 でお受けできるのは、そのためです。

一方で、AIを使っても減らないものがあります。どんな世界に見せるかを決めること。たくさん作った候補から、一本の流れに残すカットを選ぶこと。音と画の間を合わせること。ここは人の目と手で詰める仕事で、時間もそのままかかります。

AIの動画は、作る回数が安い分、選ぶ回数が増えます。だから費用を左右するのは、生成の量よりも、何を選ぶかの基準が始める前に決まっているかどうかです。

基準とは、たとえば「光は夕方の一時間だけ」「人物の顔は最後のカットまで見せない」といった、短い決めごとです。三つか四つ決まっているだけで、候補を見比べる時間はぐっと短くなります。決まっていないと、どの候補も「悪くない」に見えて、選ぶ作業が終わりません。

縦長の窓を切った黒いマスクを、雨の窓にかざして構図を試す手元

動画制作の外注費用は、始める前の十分間で変わる

外注した動画の費用が見積りより膨らむとき、いちばん多い理由は修正です。KHZ ARTでは、軽微な調整は2回まで無料で承り、3回目以降は1回 ¥15,000 です。大きな方向転換は、別途のお見積りになります。

修正が三回目に入る依頼には、共通点があります。直している中身が、色や文字の位置ではなく、「もっと明るい雰囲気で」「若い人に向けたい」といった、本来は始める前に決めておくことになっている点です。

三回目の修正は、たいてい、最初の十分で答えられた問いです。

だから、ご相談の最初に伺うことを決めています。誰に見せたいか。どこに置くか。参考にしたい映像はあるか。何を見せないか。この四つに答えが出ていれば、修正はたいてい二回の中に収まります。

制作実績として公開しない非公開のご対応(¥10,000)も、始める前に決めておく行の一つです。発表前の新作や、取引先の名前が出る映像なら、最初にお伝えください。途中から非公開に切り替えると、見せ方の確認がもう一往復増えます。

修正の費用そのものの考え方は、デザインの修正費を書いた記事でも詳しく扱っています。

ご自分の依頼で、どの行が膨らみそうか。いちばん早いのは、実際に足してみることです。動画制作の費用シミュレーターでは、項目を選ぶと、合計の目安と最短の制作期間がその場で出ます。登録も問い合わせも要りません。

表示されるのは、各項目の価格を足した目安で、そのまま見積りにはなりません。尺や構成、演出の深さに応じて、個別にお見積りします。出た目安のまま、サイトのチャットでご相談いただけます。

合計を出したら、三つの行に印をつける

シミュレーターで合計を出したら、閉じる前に、三つの行に印をつけてみてください。

一つ目は、置く場所が増えたことで足した行。二つ目は、急ぐために足した行。三つ目は、まだ決まっていないことのために、念のため足した行です。

一つ目と二つ目の行は、理由がはっきりしているので、ほとんど動きません。置く場所が決まっていて、日付が決まっているなら、その行は安心して残してください。

三つ目の行が、見積りの中でいちばん動きます。そこを決めてから依頼すれば、合計はほとんど動きません。動画制作の費用の内訳は、最初は知らない数字の並びに見えます。一行ずつ理由がわかれば、増やす行と消す行を、ご自分で選べるようになります。

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どの行が要るかを、作る前に一緒に分けませんか。

置く場所、見せる相手、間に合わせたい日。KHZ ARTは最初の十分で、見積りの行を決めてから動画をつくります。LINEにご登録いただいた方には、ブランドのための方向性を一枚、お描きします。

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